自ら目的を語ってくれる来訪者

検索エンジン経由で来訪した場合、どのエンジンを経由したかはもちろん、 元の検索エンジン上で、どんな言葉で検索したのか、その検索語もサーバ・ログに残る仕組みになっています。

検索キーワードは、来訪者の「興味」を教えてくれる重要な情報です。
リアル店舗での販売員は、来店客が何を探しているのかを知りたいのですが、
お客様は、なかなか本音を披露してくれません。

しかし、検索エンジンからの来訪者は、何を求めてこのサイトに辿り着いたのか、
全員が、それぞれ明確に「文章で」宣言してくれているのです。
しかも、その文章をテキストデータとしてサイトのサーバ・ログに格納してくれます。

その訪問者がどのページをどんな組合せで巡回したのかを、この来訪目的のテキストデータと、組合せて解析 することが可能になります。

「検索キーワード」は、単に来訪者の興味を教えてくれるだけではありません。 たとえば、いわゆる「AIDMA」(ある商品を知ってから購買に至るまでの 5段階の消費者心理の頭文字を繋げたもの)のステージの、どの段階なのかも知らせてくれます。

それが何だか、まだ良く知らないレベル、つまり 【A】(Attention=注目) の段階 の訪問者は、「○○とは?」というような検索ワードで来訪します。

次の 【I】(Interest=興味) ステージになると、「○○の機能」や「○○ サンプル」
や「○○ 故障」のように検索ワードが変化します。

さらに 【D】(Desire=欲求) の段階に達すると、「○○ 価格」とか「○○ 送料」や
「○○ アウトレット」のような検索語で来訪するようになります。

その後 【M】(Memory=記憶) の段階では、「お気に入り」への登録が記録されたり、 「お気に入り」からの再訪が記録されたりします。

そして 【A】(Action=行動) が起これば、サーバ・ログにも注文記録が残ります。

「あなたは、この商品について AIDMAの どの段階ですか?」 という質問をする必要はありません。

その回答は、既にログ中に存在しているのです。